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● ダークネスが一部隊「ダンデライオン」に奇しくも所属していた、「黒の粛清」と新垣里沙。 メンバーだった柴田あゆみの死により「ダンデライオン」は解散となったものの、今度は粛清人と裏切り者という新たな縁が絡みつく。 「腐れ縁よね…あたしたち。でもそれも今日で、おしまい。粛清してあげる、生きてたことを後悔するくらいの圧倒的な恐怖を味わわ せながらね!!」 獣と化した「黒の粛清」が里沙に止めを刺そうと、眼前に大きく躍り出た。 獣人族の特性を持つ自らの肉体に絶大な自信を持っているからこその、防御をまるで考えない攻撃。間合いに入られれば、強靭な十指 に引き裂かれるのは必至だ。 もちろん、里沙も避けるだけではない。 少しでも相手の隙を誘おうと、回避しながら鋭いピアノ線を投げつける。 「あんたってほんとバカねえ。そんな柔な糸なんか、獣化したあたしに通じるわけないじゃん」 しかし糸を掴んだ剛力に引っ張られ、懐まで手繰り寄せられる。 待っていたのは、強烈なボディーブロー。 「ぐばっ!!」 「ちょっと、また吐かないでよ?ゲロみたいなのは、あんたんとこの喫茶店のメニューで十分」 強い。伊達に幹部を、粛清人を名乗っているわけではない。 里沙は一瞬だけ、この黒き死神に立ち向かおうとしたことを後悔した。 それでも。彼女は気持ちを奮い立たせ、立ち上がる。 「いい加減しつこいわね。そんなにあたしの爪で引き裂かれるのがお望み?裏切り者」 俄かに苛立つ粛清人。 だが、次の言葉は彼女の残虐性に火をつける。 「裏切り者は…あなたのほうだ。柴田さんを殺し、ダンデライオンを解散に追いやった」 「……」 「あなたを信頼していた柴田さんを。それこそ、裏切りだ」 「……知った風な口利いてんじゃねえよ!!」 獣の咆哮。 風を切り飛びかかった黒豹の、拳が、爪が。里沙に降り注ぐ。 その眼は赤く、視線は赤い痕跡を残すほどに。 「裏切り者の!泥臭い豆の分際で!ふざけんな!!あたしは!よっすぃー以外の誰も!信頼なんかしてないんだから!!!!」 ピアノ線を束ね防御をするも、容赦なく粛清人の攻撃は里沙を打ち据えた。 甲高い寄声とともに、強い衝撃が肉体を容赦なく傷つける。 所々で骨が軋み、砕ける音がする。その激痛に悶絶する間すら与えず、馬乗りになった「黒の粛清」は容赦ない攻撃を与え続けた。 獣の一撃一撃が、荒々しく里沙の意識を削り取ってゆく。 粛清人の吐いた言葉は、必然的に里沙にある人物を思い出させていた。 「鋼脚」。 里沙がダークネスに入り、すぐに戦闘の手ほどきを受けることになった、言わば「先輩」。 その先輩と「黒の粛清」は、幹部入りするのも同時という間柄。里沙が「鋼脚」に師事しておきながら結果的には組織を裏切ったこと は、「黒の粛清」の大きな怒りを買うこととなる。 「そろそろ終わりにしてあげる。痛いでしょ?苦しいでしょう?あんたの大好きな『銀翼の天使』みたく廃人になる前に、殺してあげ るわ!!!」 その時。 深淵の底へ沈みかけた里沙の心が、浮上した。 そうだ。私はまだ死ぬわけにはいかない。 だって、「あの人」を助け出していないんだから。 心臓を抉り取ろうとした鉄の爪が、止まる。 寸前のところで里沙がピアノ線を巻きつけ、左右に引き絞っていた。 「あんた、まだそんな力が」 「感謝しますよ。私の心を奮い立たせてくれて」 そう言うと、わずかに残された力で「黒の粛清」を蹴り上げる。 そしてピアノ線を舞わせ、ぼろぼろの体を支えながら間合いを取った。 相変わらず戦況は里沙にとって不利ではある。 だが、先ほどのやり取りの中で妙に引っかかる言葉があった。 もし、仮にそれが本当だとしたら。今までのことに矛盾が発生する。 確証は無い。けれど。 足元の感触を確かめる。 じり、じりと動くたびに枯れ草の擦れる音がする。これなら。 覚悟を決めて、里沙はピアノ線を展開した。 「またあやとりごっこ?その手は通じないと何度言ったら!!」 再び里沙を刈り取ろうと、黒豹が走る。 ピアノ線が何度も地を舐め、草原を掠めていった。 捉えられない。標的を失った糸は地面を摩擦するだけ。 「通じない?果たしてそうでしょうか」 「何が言いたいのよ」 「前回、私はあなたの足を切断した。それはあなたのことをいつかは同じように切断できるということじゃないですか」 「いいわ。あんたみたいなバカには、奇跡は二度起きないってこと…その命をもって教えてあげるから!!」 言葉で「黒の粛清」を挑発しつつも、里沙は少しばかり焦っていた。 体力が尽きるか、それとも。 一度粛清人の攻撃の洗礼を浴びてしまった里沙は、確実に消耗していた。 再び獲物を狙う、黒豹の双眸。 その動きがさらに俊敏になったような気がした。 明らかに、一撃で仕留めるための、動き。 ピアノ線は、彼女に届かない。 いたずらに地を擦り、草原を切るだけ。 何度も。何度も。 里沙の肩が、激しく上下しはじめていた。 「疲れてきたようね。そろそろ、引き裂かせてもらうわよ!!」 狙いを定め、一瞬、粛清人が立ち止まる。 体を撓らせ、力を溜め、一気に開放する姿勢。 ところが、次の瞬間に彼女の瞳に映ったそれが。 燻っていたそれは、ぱちぱちと音を上げながら一気に炎上する。 枯れた草むらから、火の手があがり、一瞬にして周囲に燃え広がっていった。 「あんた、最初からこれを狙って…!!」 里沙はただ闇雲に「黒の粛清」を狙っていたわけではない。 この場所に踏み込んだ時から気づいていた、枯れ草の存在。それに、強力な摩擦力で火をつける。表向きは攻撃を装いつつも、本当の 目的はこの場所の炎上だった。 周囲は一気に炎と煙が渦巻く地獄と化していた。 獣化能力者と言えども、生き物には変わりない。ただ。 「でもこの炎はあんたにとっても脅威のはず。マメェ…やっぱあんたってバカだったのねえ!!」 「黒の粛清」の言うとおり。 この状態は里沙にとって決して有利には運ばない。下手をすれば、相手を倒すどころか自らが焼け死んでしまう。 これは賭けだ。 もし里沙の目論見が外れてしまった場合、それはそのまま死へと繋がる。 それでも、やらなければこの黒い死神には勝てない。 意を決し、里沙がピアノ線を走らせながら「黒の粛清」へと突っ込んでゆく。 「やけくそってやつ?それとも恐怖で頭がおかしくなったの?哀れね!!」 「黒の粛清」には、自らに向かってゆく里沙の姿が日の丸特攻隊のそれにしか映らない。 それこそ最後の攻撃に出るはずだ。例えば、ピアノ線はフェイクで、本命は。 体勢を低くし、構えた里沙の掌底。 いや、肉弾戦を得意としない里沙の腕力などたかが知れている。 敢えて粛清人は、その攻撃を胸部で受け止めた。 「どうせあんたの目的は攻撃に見せかけた精神干渉でしょ!!」 そう。里沙の本分はあくまで「精神干渉」。彼女がサイコ・ダイバーと呼ばれる由縁だ。 ただ、「黒の粛清」へのサイコダイブは一度失敗している。だから。 「違いますよ」 「!?」 思い切り押し付けた右手を軸に、体を宙に浮かせる。 意表を突かれた動きに反応できない「黒の粛清」を他所に、後ろを取った里沙はピアノ線を粛清人の首に巻きつけた。その片方は里沙 自身の腹部にも巻いてある。 その状態で、片足を背中に思い切り押し付けた。 つまり、標的の首に掛かる負荷は里沙の腕力に加え、全体重。 「む、無駄だって言ったじゃない!こんなもの、あたしの獣化した体には効かないって」 「そうかもしれません。ただし、あなたが”本物の”獣化能力者ならね」 「!!」 「それ」に気付いたのは、「黒の粛清」が激昂して里沙を乱打していた時のこと。 同僚である「鋼脚」以外を信頼していないと言う言葉。そこに強い違和感を覚えた。 ならば、説明がつかない。自らの獣化能力を隠すために、二人の従者を利用していたことが。 利用するということは、言い換えればその二人に自らの秘密を打ち明けること。 あの二人は「鋼脚」に匹敵するほどの信頼を置ける存在なのか。 否。ならば、真実はどちらにあるか。里沙の導き出した答えは。 「黒の粛清」は、獣化能力者ではない。 つまり、獣化能力に見せかけた別の能力者。 彼女が獣化ではなく別の能力を保有しているとすれば、全てのことに説明ができる。 ただ、それがどんな能力なのか。それを確かめるための、炎。そして攻撃を装い粛清人の体に触れることで知る。 まるで獣になったかのように体型を変え、金属のように硬く、そして鋭くすることのできる能力。そして。 「あなたの能力は…『鋼質化(ハーデニング・スティール)』。全身を鋼鉄にできれば、体を鋼鉄の硬さにも、鋼鉄の鋭さにもできる。 もちろん、鋼鉄だから熱も伝わりやすい」 後ろを取られ、ピアノ線を引き絞られている「黒の粛清」は。 突然、体を痙攣させ始めた。 「あははははっ!その通りよ!!バカにしては頭が回るじゃない。でも、能力がわかったからってなんなのよ。あたしの鋼鉄の体があ んたのチンケな糸じゃ切断できないことには変わらないわ」 「それは」 「それに、こんな状況で力比べなんかしてる場合かしらねえ?」 確かにその通りだった。 燃え盛る業火の中、先に燃え尽きるのは生身の里沙のほうだ。 現に高熱によって空気すら焼け付き、服を焦がしはじめていた。 「裏切り者の末路に相応しい状況ね!このまま真っ黒に焼け死ね…」 だが、そこで「黒の粛清」の表情が変わる。 何物をも通さないはずの鋼の肌が。巻きつけられたピアノ線が。 ずぶり、ずぶりと沈み込み始める。 「うそ…なに、これ」 「高熱によって、鋼質化が制御できないんじゃないですか?全身を覆う鎧に、ムラができはじめてる。熱伝導率の違いによってね」 里沙の声が、地獄の亡者のような響きを持って、足から「黒の粛清」の全身に伝わってきた。 粛清人という立場の元、何十、何百の能力者を葬ってきた彼女。もちろんその中には炎を操る能力者もいたが。 このような大規模な火災が発生した場合、中心温度は1000℃にも達するという。そのような高温下に晒される経験は、なかった。 糸が首を通り切ってしまえば、待っている結果はただ一つ。 黒い死神が、初めて「死」というものを意識する。 粛清人となり、自ら命を取捨選択できる地位についてから久しく感じていなかったもの。 「くそっ、こんな…こんなもの!!」 必死に首に巻かれた糸を引きちぎろうとする「黒の粛清」。 しかし手ごたえはない。既に糸は彼女の内部にまで侵入しているのか。 「…終わりです。石川さん」 「ふざけるなぁあぁぁ!!!!!!」 恐怖。死。そして恐怖。 死を司るはずの、恐怖を相手に与え嬲り殺すはずの自分が、今その感情に押し流され呑み込まれてゆく。 これ以上の恐ろしいことがあるだろうか。 それは、決して揺らぐことのなかった粛清人の鉄の心とて例外ではなかった。 今だ!! 手に伝わる、「黒の粛清」の感情。 里沙はここぞとばかりに、精神干渉の触手を線を這わせて滑り込ませた。 これこそが、彼女の真の目的。 燃え上がる火を見て、本能的にそれを恐れない動物はいない。人間とて例外ではなく、「黒の粛清」が元は石川梨華という一人の人間 だった以上はその恐怖から逃れることはできない。それを里沙は利用した。 熱伝導率のくだりは当てずっぽう、首に沈み込んだように見えたのは、あらかじめ鋼線とともに巻きつけていたピアノ線が高温で溶け 始めていただけのこと。 だが、効果は覿面だった。 粛清人の心の奥に滑り込んだ精神の触手は、ありったけの力でその鋼鉄の心を強く押す。 ただ、それだけでよかった。里沙の後輩を思う心、そしてこれ以上の犠牲を増やしたくないという強い願いが。「黒の粛清」の鋼の要 塞をついに凌駕した。 そしてついに、粛清人の首に血の首飾りが咲き狂う。 鮮やかに美しく、そして悲しげに。 「おっと、そこまでだ」 だがそこで「黒の粛清」ではない誰かの声が聞こえてきた。 聞き覚えのある、そして忘れることのできない声。 「黒の粛清」を解放し、その人物と対峙するために立ち上がる里沙。 やっぱりだ。そこにあるのは懐かしさよりも、新たな危機。 燃え盛る炎に照らされ、その女は立っていた。 鋼鉄の脚の異名を持つ、金髪のライダースーツ。 「まさか梨華ちゃんを倒すなんてね。ずいぶん成長したじゃん、新垣」 「…吉澤さん」 里沙は絶望的なまなざしを、かつての師匠に向ける。 「鋼脚」は里沙があの頃いつも見ていた時のように、涼しげな笑みを浮かべていた。 投稿日:2014/03/10(月) 16 02 41.60 0 back 『リゾナンターЯ(イア)』 63回目 next 『リゾナンターЯ(イア)』 65回目
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ユーザー名 桎梏 【名前】天海 湊(あまみ みなと) 【種族】人間 【性別】 男 【年齢】 22 【身長(体重)】 178cm、67kg 【領土】 西ー白領 【霊力】多い 【霊技】天泣の涙 半径1kmに渡って雨を降らせる 自分の悲しみの感情の強さによって雨の強さも代わり、悲しみの強さによってはわかりやすく例えるなら酷い雨の場合は目を開けておくのが難しいぐらいの雨を降らせる事もある 詠唱は泣いた時の嗚咽 【備考】 「昔、昔のお話ですーー…………」 絵本の作家で日々色んな所へ散歩(という名の迷子)をしながら創作のネタを集めてる。 出来上がった絵本は南の赤領にある本屋に置かせてもらいそれで売っている。 そこそこ売れているのである程度の金は稼げているが、それだけで生活は補えないので基本は自給自足。 雨を降らせる事による臨時収入がたまにある。 負の感情には敏感で涙脆い。 昔は泣き虫ですぐ泣いては雨を降らせていた。 最近は泣き虫を返上したようでしていないが昔よりはマシになった。 雨が全くといって良いほど降らない時には重宝されている。 そういう形で必要とされるのは何とも言えない気持ちにはなるが、喜んでもらえてるみたいだしまぁ良いかと思ってる。 金平糖が空から落ちてきた星のようだと言って好んで食べており、懐には小さな袋に入った金平糖が常備されている。 【裏設定】なし 【名前】 叢雲 紫水(むらくも しすい) 【種族】雲外鏡 【性別】 男 【年齢】約300歳 【身長(体重)】 177cm、68kg 【領土】 南ー赤領 【妖力】多い 【妖技】「照らし鏡」 手持ち鏡(直径30cm)を直視し、鏡に自分の姿がどこか一部でも映り続ける限り、後ろめたい事、隠し通したい事を自分の意思関係無く口に出してしまう 詠唱「映し出せ」 【備考】 「………本当に心の綺麗な人なんて、一人もいないんだ。」 赤領の一角にて呉服屋を営んでおり、売れ行きは良い方 品物の殆どは娼館へと売りに出している 反物の値段は富豪しか買えない程の物もあれば庶民にも買える物と値段の振り幅は大きい 比較的性格は温厚であるが、それが全ての行動に現れるわけでは無く冷たい一面もある 自分が恋仲になりたいと思った人を鏡で照らしてはその内に抱えてるものは醜いものばかりなのを知り、その度に落胆している 【裏設定】なし 【名前】 新浪 弥琴(にいな みこと) 【種族】人間 【性別】 男 【年齢】 20 【身長(体重)】 【領土】 南-赤領 【霊力】少ない 【備考】 錦木庵の男娼 店での名前は深緋、ランクは黒桜 自分の付けられた名前は髪の色と似ているらしいのを教えられて知った 深緋という名前を受け入れてしまうのは自分の日常が戻らないように思えてならず、自分の本当の名前を毎朝思い出してこの店から逃げる決心を忘れないように自分を戒めるのが日課となっている 元々は白領で普通に農民をしていた 親を早くに亡くしたが、愛情を持って育てられていた為、亡くなったのは悲しかったが思い出が癒してくれていたので何も歪まずに生きてこれた 自分の生活費の為と、育てていた野菜を売りに行こうとしたところ、奴隷商に攫われる 自分の身なりなど気にしたことはなく、最低限の手入れしかしていなかった為、それ程良い商品には見られておらず奴隷商からの扱いも雑であった ある日、自分は買われたのだが買った相手の事は物好きな美人としか思わなかった 娼館に着くと徹底的に磨かれて着飾られて、混乱しかなかったが今は大分落ち着いている まさか自分が男娼になるなど思ってはおらず、普通に暮らして、普通に好きな人作って、普通に婚姻を結んで、家庭を持って、幸せに暮らして…そして死んでいくのだと思っていたのに人生は何があるかわからないものだと思いながらも虎視眈々と脱走の機会を狙っている 【裏設定】無し
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赤星勇吾の魂魄励起 結のみ公表されている。 「行けよ我が奇麗事。竜をも鎮めて世界へ至れ。――――“九頭竜鎮守叢雲”」 ⇒赤星勇吾【あかほし・ゆうご】
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○特徴(紹介) 威力が高く連射速度もはやいためAKやGALILと同等の殺傷力を誇る。 AKと同様フルオートでの射撃精度は悪く、最高の精度を誇るタップ撃ち3点バーストを中心に戦闘を行う。 但し全ARの中でもっとも重く、リロードも遅い、移動撃ちやジャンプ撃ちもできないため機動力を生かすことができず 上級者からは見放されてる傾向である。○長所 ・威力が高い。 ・タップ撃ち/3点バーストでの精度が非常に高い。 ・連射速度が非常に速い。○短所 ・ARの中で最も重い。 ・ジャンプ撃ちや移動撃ちはほぼ当たらない。 ・反動が強くリコイルコントロールが難しい。 ・リロード時間が長い。 ・リロード時に画面の半分が見えなくなる。 ・課金しないと入手できない。 ◆詳細データ表 入手方法 武器爆弾_005より低確率で入手可能 階級制限 なし ダメージ表 頭 胸 腕 足 57~72(乱数) 35~43(乱数) 19~28(乱数) 19~27(乱数) 距離別ダメージ表 0m 5m 10m 20m ? ? ? ? 20mの減衰率 _ ※画像はクリックすると拡大されます フルオート(リコイルコントロール有り) 近~中距離にてフルオート射撃。 (右側は少し距離を多めにとりました) フルオートで射撃した場合、精度は恐らく最低レベルです。反動も強く弾があちこちにばらけるためフルオートによる射撃は難しいです フルオート(リコイルコントロール無し) 近~中距離にてフルオート射撃。 (マウスには全く触れてません。) 7発目から反動が落ち着き安定するようです。 タップ撃ち・3点バースト(遠距離) 左:遠距離からタップ撃ちした弾跡。 右:遠距離から3点バーストした弾跡。 タップ撃ち/3点バーストの精度は非常によく遠距離でも1点に集中します。 この武器は主にこの射撃方法を使います。 ジャンプ撃ち・移動撃ち(AIM調整有り) 左:近~中距離からジャンプ撃ちした弾跡。 右:近~中距離から左右に移動撃ちした弾跡。 移動撃ちやジャンプ撃ちの精度は最低レベルです。 左右上下に弾が散らばるため走りながらやジャンプしながらでの射撃ではほとんど思ったように飛びません。
https://w.atwiki.jp/ctpia/pages/68.html
現在、鋭意大会進行中の冷やし猫鍋であるのだが、最近その大会の裏ちゃんねると冷やし猫鍋を盛り上げている連中がいる。 しょーけんこと、小学生喧嘩師。 デュラチャの刺客、リスモ。 リスモ大好きストーカー、死むら。 おかえりなさいませ、凛。 はじめまして、苦悶。 その中でも圧倒的なレス数を誇るのが、この死むらだ。 一言で言うと、ステロタイプな粘着である。 理屈にもならない理屈に純然たる耐久性を兼ね揃える、 現在、もっともまかに近いゴープである。 大好きな人に付いて回るのは萌えっ娘なのか、背後霊なのか。 どこであろうと、どんなスレでもひたすらレス、レス、レス。 リスモが連れてきたようだけど、最近ではΩЯΙмοЙΩに浮気気味。 所狭しといちゃつきまくりで気味が悪いったらありゃしない。 ちなみに、苦悶のスレも食われ気味。 可哀想に。 そんな熱気こもった冷やし猫鍋の喧嘩大会と、 ちょっぴりラップが上手い死むら君をカコトピアは応援しています。
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←前の月 現在のページ 次の月→ 2019年01月 2019年02月 2019年03月 計103曲 2019-02-01 (4) 歩き出すのだ、傘がなくとも。 / 傘村トータ 青堺少女 / わたなし コールドスリープ / 太田PoN太 自己騙し / Bako Titov 2019-02-02 (5) アナルゲシック / 奈棻 一途 / 猫アレルギー(猫田中P) ワヤン / sibaki 眠れない夜に君を喰う / 雨のち雨 ワンダーラスト (2019 A Self Odyssey) / sasakure.UK(ささくれP) 2019-02-03 (3) 空の国 / 橋本ひろみ ガールズドット・エインセル / wyiroha ガムシロップ / くゆ太子 処女作 2019-02-04 (3) ごほうびちょこれいと / 畑中洋光 Sally / 雛瀬 someone like you / もり 2019-02-05 (2) かわらんね / アゴアニキ 夜は慣れた / 狐のリサ 2019-02-07 (9) ディープレリック / 柊キライ ロスト・サマーズ・ブルー / ひとでなし ミルグラムの結論 / nilll Forward! Forward! Forward! / 23.exe 今、伝えたい言葉がある / のなめ Re start / 明日野郎 2018 / niki Angel s Words / RNGSilvercraft Girls (Tokei Remix) / Tokei 2019-02-08 (8) ガラスの糸 / 傘村トータ ライオット / ケダルイ グロリア / カンパニュラ 幸せの測り方 / ぺむ ロジカ / かいりきベア ゲッカビジン / うつしいろ バーディゴ / TentaQle 来世は他人がいい / Δ(でるた) 2019-02-09 (9) 私はロボットではありません / 香 ハロー、ユートピア / ALMA RECORD 波に飲まれる前に / Guiano グラスモンド / ちいたな SUITS MAN is BEAUTIFUL / jon-YAKITORY Azure Impact / 御魚(人生P) 藍の揮発 / Sebon mellow / さすらいのクラ 空が堕ちる / みじんこ。(MijincoP) 2019-02-10 (5) |.ges / ??? マリー / ぷっぷP 金魚鉢 / otetsu 摩訶不思議 / あめのむらくもP ヲズワルド / 煮ル果実 2019-02-11 (2) アイの唄 / DolphinE Snowdome Magic / Rento 2019-02-12 (5) 黎明疾患 / 望月玲玖 チョコパフェが食べたいの / 音羽ねぅ 飛燕 / まんぼう二等兵 残像に頬紅を / アルケロ Mute / Bernis 2019-02-13 (3) オートノミー / きたろー I HATE YOU! / HaL 芋虫 / 荒木若干 2019-02-14 (4) 虹色の雪 / マグロジュース コルチカム / ケダルイ アンハッピーハッピーデー / 尾北ねむ。 東京メランコリータ / 砂粒 2019-02-15 (4) 水中 / お母さん なんて / 気分屋の心延え めめしいね / 人間合格 拝啓、あなた様 / かよぴぃ 2019-02-16 (4) 猿踊りの街 / onshitu 空の聲 / 紅弥 わからないから / もり ライム / 枯木憂 2019-02-17 (2) 鐘憬の鳴く海 / noto やるせない日々 / Over Forte 2019-02-18 (2) 来談者が遺した支離滅裂な散文 / BakoTitov Eleanor / quklop 2019-02-19 (4) アオイワガイマ / モイミ 15歳の主張 / 傘村トータ オズ / 兄弟P Dicot / 絲胡麻 2019-02-20 (1) アイセレイン / もゆね 2019-02-21 (3) 送ろう。 / Haniwa 宴の皿 / oQ fake / 蛙目書店 2019-02-22 (4) Lily / tsuko 二人の朝焼け / 藍色にしもん アストラジール / ANGL 平成のこと / シグサ 2019-02-23 (6) eyes / 橘雪耶 StarLight / イケモト 戸惑うアイニ / savasti Message / カフズ 処女作 STAY THE NIGHT / MAiON Round Sky / みなと 処女作 2019-02-24 (2) C158H251N39O46S / PolyphonicBranch ダイブ / 青よりも青 2019-02-25 (2) ナラクニサクハナ / 仕事してP ホシアカリ / ろいた 2019-02-26 (1) だらしないまんまいきていて / ねじ式 2019-02-27 (2) atman / 案山子 ソーシオ / 柊キライ 2019-02-28 (4) メロンパンもぐもぐ / オワタP この人を見よ! / ゆきち リスト / アサイウミ ポイズン ボーイ / aquabug
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● 雨が、降っていた。土砂降りの雨が。 消える間際に「黒翼の悪魔」が放った「空間裂開」により、れいなが落とされた場所は。 闇のように黒い雲と、降り注ぐ雨と、天を支える摩天楼の世界。 超のつく高層ビルが林立している姿は、どこかの異国の首都のようでもあったが、濡れた路地には人一人すら見当たらない。 そう言えば。 れいなは思い出す。 ダークネスの放った刺客「ベリーズ」「キュート」のうち、キュートと対峙することになった若きリゾナンターたちが、突如現れた栗色の髪の女 によって変な場所に飛ばされたという話を。 よくよく考えれば、その時見せたという強さの片鱗。そして、使役する能力。いずれも、「黒翼の悪魔」のそれにぴったりと合致する。 「つまりここは…」 「そう。ごとーの作った『異世界』ってわけ。でももう『返しちゃった』から、あんまりもたないけどねー」 濡れ鼠になったれいなを見下ろすかのように、背中の黒翼をはためかせている悪魔。 「あんた!れいなをこんなとこに連れてって、どういうつもりと!!」 「決まってるじゃん。誰にも邪魔されずに、戦うためだよ」 音すら立てず、ゆっくりと「黒翼の悪魔」が降りてくる。 れいなは知らない。彼女が使役していた、仮初の「空間裂開」を持ち主に返却したことを。 そして、自らの本来の力を取り戻したことを。 けれど、本能的に感じていた。 こいつ…さっきとは、違う。 雨が激しさを増してゆく。 路面に作った大きな水たまりの上に、悪魔は降り立った。 摩天楼を彩るネオンに照らされ、鏡のように彼女の姿を映し出している。 「お待たせ。ここから、最終ラウンドのはじまりだよ」 悪魔は器用に翼を折りたたみ、そして、その切っ先で自らの手のひらを掠めた。 真一文字に刻まれた傷、そこからあふれ出す黒い血。 その血が、まるで生きているかのように形を変えてゆく。象られたのは、一振りの刀だった。 「ナノマシンの技術、恐るべしだよねえ。この刀の名前は【蓮華】。あらゆるものを切り裂く、魔性の刀」 「それがあんたが見せたい言うとった『いいもの』? 御託はいい。とっととかかって来い」 「それじゃ、お言葉に甘えて」 【蓮華】を握り締めた「黒翼の悪魔」が円を描くように、斬撃を飛ばす。 一瞬の判断。それは正しかった。 跳躍したれいなの下を通過した衝撃波が、文字通りのあらゆるものを切り裂き、なぎ倒す。 「…あんた、ルパンに出てくる石川なんちゃら?」 驚愕を通り越して、呆れてすらいた。 悪魔が放った斬撃は、周囲の高層ビルを根元から切断していたからだ。 刀は、その刀身を大きく超える物体を切断することはできない。そんな当たり前の話が、あっさり無視される。 「ま、ここはごとーの世界だからね。何でもありってことで」 そんな事を言いつつ、悪魔は【蓮華】の刃先をれいなに向けた。 それを合図に。信じられないことが起こる。 切り落とされた高層ビルが。 地面を転がりながら、れいな目がけ飛んできたのだ。 巨大建造物とも言うべき物体が、回転しながら襲ってくる。 重量に耐え切れず、窓を、壁を崩壊させながら、それでもれいなのいる場所へと吸い寄せられるように。 「いくらなんでも、何でもありすぎっちゃろ!!」 もともとが、ありえない世界。 なら、その流れに乗るしかない。 腹を括ったれいなが、まっすぐに高層ビルだったものに向かって走り出す。 跳躍し、ビルの壁に飛び乗り、そこからさらに走り続ける。 目指す場所はただひとつ、「黒翼の悪魔」のいる場所へ。 「おーすごいすごい。ハリウッド映画みたいだよ」 「あんたが…言うな!!」 大きく飛び上がり、地表に立つ悪魔の懐に飛び込んだ。 落下する勢いのままに、体を捻っての回転回し蹴りが悪魔の肩に打ち込まれる。 黒血を活性化されたれいなの蹴りの威力は凄まじく、「黒翼の悪魔」は転がってくる後続の高層ビルに窓から突っ込んでいった。 「逃がすか!!」 その軌跡を追い、れいな自身もビルの中に突入する。 建物内部で磔にでもされたかのように、壁か床かもわからないコンクリートにめり込んだ、「黒翼の悪魔」。その姿を認めるとさ らに追撃を与えるべく、れいなは床から柱に飛び移り悪魔に近づく。 二人の距離が至近まで近づいた時。 笑っていた。黒い翼を持つ悪魔は確かに、笑っていた。 「いいね。いいよ、さすがはごとーが見込んだだけのことはある。じゃあこっちも、本気で…いくよ!!!!!」 激しく、空気が震える。 その瞬間、激しいエネルギーが「黒翼の悪魔」の外へと放出された。 衝撃にも似たそれは忽ちのうちに建物の内外を破壊する。 外部を覆うコンクリートが弾け飛び、鉄骨の骨組みだけになった建造物。 すっかり脆くなってしまったのか、回転のエネルギーも加わり、ばらばらになってゆく鉄骨たち。 れいなは。 その破壊の嵐の中で、「黒翼の悪魔」だけを見据えていた。 吹き飛ばされて転がる巨大な鉄骨の上に乗った、悪魔。地面に突き刺さり、斜めになった瞬間にれいなはその坂を駆け昇る。 吹き付ける雨を弾き、まっすぐに。 「れいなは、ずっと!本気やけん!!」 全力で走り来るれいなを、黒血の刀を構えて待ち受ける悪魔。 「だから。熱くなると隙が出来る。戦いはクールに徹しろって」 「うっさい!!」 斜めに構えた【蓮華】を、れいなに向けて振り降ろす。 瞬間、手に伝わる硬い衝撃。 「黒い血と黒い血やったら…互角なはずっちゃろ?」 「確かにね」 れいなが翳した腕の先から、大きく湾曲した黒い刃が伸びていた。 激しく火花を散らす刃と刃。そこからさらに、れいなはもう片方の腕を伸ばす。そこにも、黒い刃。 「黒翼の悪魔」は先の一刀を受け流し、二刀目をさらに刃の背で受け止める。 「二刀流、か。考えたね」 「れいなには、このスタイルが合うけんね」 「黒翼の悪魔」は。 自らの【蓮華】を見せた時に、れいなもまた刀のようなものを作ってみせると思っていた。 しかし、あてが外れる。れいなは、「黒血の先輩」を模倣することなく、自らの戦闘スタイルに合った変化をさせてみせた。 面白い。久しぶりに、全力で戦えそう。 意識せず、ふっ、と鼻で笑う。 「何笑いようと」 「癖なんだよね。うれしい時のさ!」 言いながら、「黒翼の悪魔」の渾身の前蹴り。 れいなとの間合いを無理やり広げた悪魔は、天に手を翳す。 背後から二人を追うように転がってきた高層ビルが、手前で大きく跳ねた。 「全力を出せる。お互いに、ね」 宙を舞う、巨大なコンクリートの塊。 それが、悪魔とれいなの頭上で、大きく爆ぜた。 必然的に雨に交じり、瓦礫や破断された鉄骨やらが地上に降り注ぐこととなる。 悪魔が、空の闇に溶け込むかのような真っ黒な翼を広げた。 翼は大きくはためき、そして飛び立つ。 落ちてくる破材を器用に避け、高く、天高く昇ってゆく。まるでれいなを誘うかのように。 天かける悪魔を追うように、れいなも空を目指す。 飛来する瓦礫に飛び乗り、そこからさらに頭上の落ちてくる鉄骨に跳躍した。 驚異の身体能力が、重力の世界を凌駕する。 駆け昇り、飛び移り、さらに駆け昇る。 そしてついに、辿り着いた。 悪魔の舞う虚空へ。腕の刃を双剣のように構えて、空を切り裂き一気に迫る。 右を、左を刀の背で弾き勢いのままに袈裟懸けに太刀筋を走らせる「黒翼の悪魔」。 しかしれいなもまた両刃を器用に交差させて防御する。 二人は、絡み合いもつれ合いながら空を降下していった。 黒き刃を交えながら、悪魔が話しかける。 「ねえ。あんたはさ。何のためにここまで来たの? あの小さな女の子のため? 自分自身のため? それとも、正義とかい う曖昧なもののため? 正義なんて言葉はかの大国のために作られた胡散臭い階念だよ。そんなものに振り回されてたらこの 世界は何世紀ももたないよ。この宇宙に人類ってイカした生物がいたって証拠はお月様の上に立ってる星条旗だけになるだろ うね。そんなもののために、動いてるの?」 「うっさい!れいなにはそんな小難しいことはわからん!!ただあんたをこの場で叩きのめす!」 自らの言葉に、力を。 そう願うかのように、れいなは右の刃を斜に思い切り叩き付ける。 唸る刀身、切り裂かれる雨粒。 迅い。「黒翼の悪魔」は認識するかしないかぎりぎりのところで、何とか【蓮華】を正面に構えてそれを凌ぐ。が、勢いまで は殺ぐことができず。原型を留めている高層ビルの壁に猛スピードで叩きつけられた。 「そうこなくちゃね。正義とか。未来も過去も光も闇も支配とかも、どうでもいい。そんな縛りは邪魔なだけ。だよね?」 瞬間。 めり込んだ壁面から、槍のような形に変えた両翼が飛び出す。 いち早く気づいたれいなは、近くを落下していた大きな瓦礫を蹴り飛ばした。それを発砲ロールが如く、楽々と突き抜ける槍翼。 「一応。『鋼翼の悪魔』って異名もあるんだよね」 「そんなん、ポッキーみたいにバラバラにしてやるけん」 つまり、今の彼女は二刀流を超える、三刀流。 黒の血を受けた二人の戦いは、最終章へと突入していった。 投稿日:2014/03/01(土) 20 24 14.83 0 back 『リゾナンターЯ(イア)』 59回目 next 『リゾナンターЯ(イア)』 61回目
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blog negitaku クラン異動履歴 Spiral ↓ lag ↓ Spiral last update 2010/03/09 18 56 55 名前 コメント
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● 光は、やがて闇へと還る。 だがその闇もまた、光の彼方へと消えてゆく。 そのことを象徴するかのように、意識は闇の中へ消え、再び光が射す。 里保が意識を取り戻した時。 そこには同じように夢から醒めたかのような顔をしているメンバーたちがいた。 「ここは?」 「やった!やった!成功したっちゃん!!」 里保の疑問を無理やり押し出すような嬌声。 衣梨奈は、それこそ全身をばねみたいにして飛び上がっていた。 「オムニバス!!成功した!!新垣さんに!!褒められる!!!」 「ねええりぽん、何そのオムニバスって」 「あ、それ、新垣さんから聞いたことある」 香音が、おぼろげな記憶を引っ張り出す。 「精神干渉の能力者が相手の精神に自らの精神を潜り込ませる『サイコダイブ』、その発展形として他者を相乗りの形で一緒にサイコ ダイブ方法があるって」 「まさか。生田さんがそれを?」 「わからないけど…でないとあれは説明がつかないんだろうね」 言いながら指差したほうに、黒い大きな塊が鎮座していた。 「何あれ」 「新垣さんが言うとった。精神世界では、その主の今の状態が具現化されるけん。つまりあれは、あの子の今の心のありよう」 塊と思っていたものは。 何本もの、いや、何匹ものと言ったほうが正しいか。 両手で抱えても抱えきれないくらいの胴回りを持った黒い大蛇たちが、玉を作るように中心のそれに巻きついていた。黒い中心にいる のは、メンバー全員がよく知っている人物。 「さくらちゃん!!!!」 辛うじて、黒の鎖の隙間からさくらが顔を覗かせていた。 決して安らかではない眠りに眉間に皺を寄せていたさくらだが、リゾナンターたちの到着に気づいたのか、ゆっくりと目を覚ます。 「みなさん・・・」 「さくらちゃん!助けに来たよ!!」 「ったく世話かけさせんな!とっととこんな辛気臭いとこから脱出するぞ!!」 優樹と遥、言葉は違えどさくらを思う気持ちは同じだった。 しかし、さくらは予想外の言葉を発する。 「私を…殺してください」 言葉が、うまく頭の中に入ってこない。 だがさくらがそう言ったのは紛れもない事実だった。 「さくらちゃん?」 「お願いです。私を、殺してください」 「どうしてそんなこと!!聖たち、さくらちゃんと田中さんを助けるためにここまで来たんだよ?なのに」 「田中さんを助けるため、です」 聖の言葉を押し留めたのは、少女の導き出した答え。 揺るぐことのない、動かない意志だった。 「今なお、田中さんの『共鳴の力』は博士の造った機械によって私へと移し替えられています」 よく見ると、さくらを覆っている大蛇は天井へと体を伸ばしていた。 黒く滑った胴が、ゆっくりと脈動している。 生き物のようでありながらどこか無機質なそれは、不気味さすら醸しだす。 「それを阻止するたった一つの方法、それが私の命が尽きる事」 「でもさ、それがたった一つの方法とは限らないじゃん!ほら、もっといいアイディアいっぱい出し合ってさ…」 「私のことだからわかるんです。それしか方法がないことを」 身振り手振りで必死に説得する亜佑美だが、さくらはやんわりと否定する。 だが、それまでわなわなと肩を震わせていた遥が大きく叫んだ。 「簡単に、簡単にそんなこと言うなよ!!」 あまりにも他人事のように、淡々と話すさくら。 その態度に遥の感情が爆発したのだ。 「お前さ、昨日の夜にあの高台で言ったよな!?人が人を助けるということを学んだって!人を助けると心が温かくなるって!!全然 学んでねーじゃん!!お前のことを助けようと駆けつけた人間に『殺してくれ』だなんて、ふざけんなよ!!!お前は絶対ハルが連れ て帰る、決めた、今決めた!!誰にも文句は言わせねえ、リゾナントでもう一度人の絆ってやつを叩き込んでやる!!!!」 もう遥には、さくらのことを疑う気持ちなど欠片も無い。 短い間だったが、一緒に時を過ごした仲間。 仲間を連れて帰ることに何の問題があるだろう。 「だからですよ、工藤さん」 「はぁ!?」 「私は、私が死んでも、田中さんを助けたい」 他人事などではなかった。 それは、少女の悲愴な決意。迷いの末に選んだ、選択。 「私だって…私だって死ぬのは怖い!でも、田中さんを救う方法はそれしかないんです!!私が死ぬことでしか、田中さんは絶対に解 放されない!!!」 さくらが「銀翼の天使」によって初めて与えられた、死の恐怖。 かつて「鋼脚」はさくらに語った。人は死ねば無になると。自分がなくなってしまう、単純な、それでも決定的な事項は。一人の少女 を怯えさせるには十分だった。 その死の恐怖に。見えない死神に。 さくらのれいなを救いたいという思いが打ち克つ。 決して怖くないわけじゃない。けれど、怖いけれど。あえてそれをしようと、強く想う。 「私は!みなさんが、好きです!!道重さんも、譜久村さんも生田さんも鞘師さんも鈴木さんも飯窪さんも石田さんも佐藤さんも工藤 さんも、田中さんもみんな、みんな!!!だから…たとえ私の命が失われても、田中さんを助けたい!!!!」 「さくらちゃん…」 春菜は、泣いていた。 さくらが感情を露にして叫ぶ、その言葉が、思いが伝わってきたのだ。 彼女だけではない。さくらの精神世界に導かれたリゾナンター全員が、泣いていた。 「だから、お願いです。私を…」 「要するに、二人とも助ければいいんじゃろ?」 幼い顔が、前に出る。 その頬は、紅潮していた。 「私は。こんなところで死なすためにさくらちゃんを助けたんじゃない」 「ちょっと!えりも同じこと言おうと思っとったのに!!」 里保にずるいと言わんばかりにすがりつく、衣梨奈。 そして。 「この景色がさくらちゃんの心のありようなら。そのキモい蛇を全部ぶった切ればいいっちゃろ?そんなの、簡単やけん」 「まーた始まったよえりちゃんの根拠のない自信。でも、今回はそれに乗るしかないかな」 衣梨奈の適当な発言がこれほど力強く感じたことはない。 そして香音自身も強く、信じる。この状況の、打開を。 「まさが…ううん、みんながさくらちゃんのこと、助けるから!!」 さらに優樹が飛びつくことで。 里保と衣梨奈、香音の周りに、全員が集まる。 自然に手と手を取り合い、繋がってゆく。 「そんな…どうして…だってみんなに迷惑が…」 「不安、だよね。けど、諦め切った人間は不安なんて感じない。だから私たちは信じる。きっとこの手で田中さんを、さくらちゃんを 助け出せることを」 聖の言葉をきっかけに、全員の体が激しく光る。 共鳴現象。 衣梨奈の力でさくらの精神世界という一つの場所に集められたリゾナンターたちは、互いが互いの魂を鳴り響かせる。 濃桃、赤、黄緑、緑、蜂蜜色、青、橙、翡翠色。 虹のように紡がれた八色の光が、さくらを包み込む闇の鎖へと突き刺さる。 だが、漆黒の大蛇はびくともしない。 「そんな!!!!」 「みなさん、やめてください!!このままじゃみなさんの精神が!!!」 必死に首を振るさくらだが、さくらを捕らえる大蛇たちがそれを許さない。 やがて大蛇たちの首が、徐々に変化してゆく。 鋭利な刃物、弩、槍、ライフル銃、火炎放射器、激酸を放出するノズル、鉄球、レールガン。 現実の世界で何度もリゾナンターの命を奪ってきた殺傷兵器たち。 それらが、一斉に八人の少女に牙を剥く。 それでも繋がれた手は離されない。それぞれが、自らの精神を打ち砕かれようともさくらを救う覚悟なのだ。 だが、それぞれの武器は無感情にそれぞれのターゲットに狙いを定める。 精神を亡き者にしようと兵器たちが口を開いたその時。 「さゆみの後輩たちに、指一本触れさせない!!!!」 薄桃色の光が、辺りを包む。 全員が、声のするほうを見るまでもなく。 それが誰なのかを知っていた。 「道重さん!!!!!!!!」 八人が手を繋ぐ向こう側に。 リゾナンターのリーダー、道重さゆみは立っていた。 投稿日:2014/04/28(月) 12 39 01 back 『リゾナンターЯ(イア)』 71回目 next 『リゾナンターЯ(イア)』 73回目